それは誰の人生ったいね

作家でミュージシャンの辻仁成さんのエッセイ
「84歳の母さんがぼくに教えてくれた大事なこと」
を読みました。
辻さんのブログが好きで「お気に入り」に登録して
毎日読んでいるのですが
今回のエッセイが、また良かったです。

辻さんの想い出を交えつつ
お母さんの人生を振り返って、自伝の代筆のように綴る中に
お母さんの金言の数々が挟まれる構成。

このお母さん、凄い!
学生時代には弁論部で名を馳せ
結婚してからは
ザ・九州男児のお父さんに、今なら立派なモラハラと
みなされるような扱いを受け、体調を崩したりしつつも
刺繡など、得意なことを生かした活動をして
自分の居場所をつくり
辻仁成さんの弟さんと二人暮らしの今も
まずまず元気に過ごしておられます。

同書より、お母さんの至言をいくつか引用しましょう。

「ひとなり、それは誰の人生ったいね。」
(この一言に関して、辻仁成さんが綴っている言葉は
「『誰の人生だよ』と自分に向けて問いかける時、
人は自分を取り戻すことができる」)

「ひとなり、人生は否定から入ったら、いけん。
つねに肯定から入りなさい。」

「ひとなり、死ぬまで生きなさい。
どうせ生きるなら、楽しく生きなさい。
(中略)死ぬまで精一杯生きなさい。
たった一度の人生やけんね、
誰はばかることなく、生きてよかとよ。」


いやはや、母とは賢くて偉大な存在です
(自分の母親を見ていても、そう思います)。
11月は、ももんが の誕生月なのですが
そうか、死ぬまで精一杯、そして楽しく生きよう 
と素直に思いました。

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