「プラド美術館 驚異のコレクション」~美術映画の難しさ

関東地方も、やっと梅雨が明けました!

久々に青空がのぞいているのを仰ぎながら
映画「プラド美術館 驚異のコレクション」を観に出かけました。
字幕の情報量が非常に多くて観るのに大変、との情報を事前に得て
吹替で鑑賞。
(観る前、ちょっと不安だった今井翼氏のナビゲーションは
 意外と悪くなかったです。)

かつて「太陽の沈まぬ国」と称えられた大国、
スペインの歴代王室が「知識ではなく心で選んだ」
という極上のコレクション。
「プラド美術館全面協力のもと、栄光の時が刻まれた美術ドキュメンタリーが
今、開幕!」(公式サイトより)との触れ込みを目にして
同館や所蔵作品の映像と解説を満喫できると思って、楽しみに観たのですが
残念ながら、いささか期待外れでした。

昨年200周年を迎えたプラド美術館のドキュメンタリーには違いなく
館長、学芸員や専門家、関係者などのインタビュー
そして収蔵されている作品の数々の映像
で構成されているのですが
個々の作品のカットが短すぎて、絵や館の魅力をしっかり楽しむには
至らなかったのが、最大の難点です。
スペイン史・美術史の知識の少ない者としては、情報量が多すぎて
咀嚼しきれないうちに、どんどん進んでしまう感じも。

でも、勿論良かった点もあります。
去年訪れたばかりで印象の深い美術館を映像で再訪できた感慨、
修復中のフラ・アンジェリコ作「受胎告知」を接写で観られたこと、
そして映画の最後に紹介された、パブロ・ピカソ(1936年館長)の言葉

芸術は日々の生活のほこりを魂から洗い流してくれる

この最後の一言のために、1時間半の作品はあったのだ…
そう割り切るのが吉と、思ったとさ♪

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