「確かにあった過去」から「いま、ここ」へ

某A氏の久々の「記者会見」ならぬ「台本エイ!発表」を見て
力が抜ける今日この頃。
この夏は猛暑にコロナ対策も加わって
一段と厳しい季節となっていますね。

ももんが はエアコンをつけた部屋で読書をしたり
テレビや録画を観たり、合間に昼寝したり…
だらだらと過ごしています。

最近読んだ二冊は、「ベルリンは晴れているか」で
その緻密な叙述に瞠目させられた深緑野分さんの著作。

一冊はデビュー作の短編集「オーブランの少女」。
2013年刊行。
5篇のどの作品も、少女が主人公又は重要な登場人物で
時代や国を変えつつ、少女期の危うさと煌めき
大胆さと脆さを、細やかな情景描写と共に描いています。

もう一冊は「戦場のコックたち」に続く二作目の長編、
「分かれ道ノストラダムス」で2016年刊行。
著者自身の言によれば
「普通の高校生と恋と1999年のノストラダムスの大予言が
 絡むという、なんだかよくわからない物語」とのことで
 話に入り込みやすいかと言えば、やや没入しにくいのですが、
 終盤、主人公の少女のこの一言は、何故か強く心に残りました。

あったかもしれない未来より、
確かにあった過去を大事にしたくて


8月は、過去を振り返り、故人に思いを馳せる機会の多くなる
季節ですが、そんな時季にふさわしい読書でした。
「確かにあった過去」をしっかり咀嚼した上で
「いま、ここ」に向き合わなくてはなりません!

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