新国立劇場コッペリアの見比べ

GW中、新国立劇場による、バレエ公演「コッペリア」の無料配信を楽しみました。音楽も振り付けも一緒でも、踊り手が変わると、受ける印象なども変わるようなので、見比べてみることに。全4回のうち、初回を除く4日、5日、8日と計3回観ました。
全体的な感想としては、
・休憩込みで2時間というコンパクトさは、劇場ではなく配信で集中して観るにはちょうどいい尺。
・衣装やセットの色合いがシックでお洒落。
・演出はシュール(特にラスト)。コッペリウスが可哀そうになった。
・手回しオルガンのような音色の音楽が可愛い。
・ローラン・プティの振り付けは、肩や腰の使い方に癖があり、 私の好みにはあまり合わないように感じた。やたらとおしりを振る動きが多かったり、投げキッスも頻出。あと、女性ダンサーが、踊りではなく立っているときに、片足の膝を曲げるポーズも多用されていたけど、日本人は一般に膝下が短いからか、姿勢がきれいに見えず残念。
・純粋な古典バレエではなく、新解釈や新演出が目立つバージョン。古典らしい古典のバージョンは観ていないので、比べてみたい。
・去年秋から冬に配信されたという、同じ新国立バレエの「ドン・キ・ホーテ」を観たかった…。

キャストについて
・スワニルダ
木村優里さんはスタイルが良く華やか。表情も仕草も程よくコケティッシュだった。
池田理沙子さんは、人形振りが上手いと思う。前髪を下したヘアスタイルには違和感。踊りも日本人ぽく見えてしまった。
小野絢子さんは、はじめてスワニルダがかわいく見えた。踊りものびやか。前髪を下したヘアスタイルはやはり違和感。
・フランツ
福岡雄大さんは、ノーブルなイメージ。コッペリアに、出ておいでよと首の動きで促すしぐさが上手かった。
奥村康祐さんは、役の雰囲気がよく出ており、跳躍も軽やか。
渡邊峻郁さんは、明朗快活で納得感のあるフランツ。見た目がよく、開脚ジャンプもダイナミック。
・コッペリウス
山本隆之さんは、4日に二幕でスワニルダが扇子を落としてしまったとき、全く動じず、自然に拾い上げて渡していて、スマートなフォローが流石! 50歳近いとのことだけど、動きも含めて若々しく見えた。
中島駿野さんは20代ながら品のよいダンディさで動きも軽快。ラストの哀感も山本さんに劣らず同情を誘った。

なかなか、生のエンターテインメントを楽しむことが難しい(物理的にも、精神的にも)今日この頃、配信サービスなども活用し、エンタメの楽しみを生活に取り入れていきたいと思っています。

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